1)土地の地目は?
大手開発業者が販売する住宅地や別荘地ならともかく、それ以外の場合には、法的に建築できる場所か否かを見極める必要があります。それには、登記簿に明記されているその土地の"地目"がひとつの目安になります。"山林、雑地、宅地"ならとりあえずOK!仮に"農地"や"市街化調整地域"などに家を建てるとなると、面倒で時間のかかる手続きをクリアしなければならなくなります。
2)現地で確かめる
農地や市街化調整地域などではないことを確かめたら、次にその土地の状態をよく観てください。道路=公道に接していない場合も厄介です。他人の土地や私道を利用できる保証・契約を取り付けなくてはなりません。また、河川に近い場合も注意です。増水や地割れの心配ばかりでなく、その河川の管理者(1級河川は建築大臣か知事、2級河川は知事)の建築許可が必要となります。最寄りの土木事務所か建設事務所へ行って確認してください。
3)造成などの費用が別にかからないか?
前項の増水や地割れ防止のための工事、あるいは極端な傾斜地や緩い地盤を補正する土木工事が必要な場合は予定外の出費となります。また、すでに造成済みだとしても、それで十分なのか?安易な素人判断は禁物です。
4)方位、面積、建ぺい率、容積率
占いの方位はともかく、朝日、夕日の方向、陽当たり、あるいは冷たい北風……東西南北の確認は重要です。慣れない土地・風景の中では勘違いや思い違いといったケースが意外と多く、簡単な磁石計で確認できるものですから、ぜひとも実行してください。また、都会のただ中ならいざ知らず、別荘目的の田舎では、登記簿に記載された面積と実測面積に違いがあるケースがめずらしくありません。さらに、建ぺい率や容積率に関しても都会の常識は通用しないことを知っておくべきです。
5)上下水道の有無とその使用条件
あたり前の住宅地や別荘地なら、上下水道がその敷地内まで敷設されているはずですが、それ以外の場合は水源の確保が問題となります。仮に水道が来てない場合、ひとつは井戸を掘るという方法がありますが、深さによっては多額の出費を強いられることとなります。あるいは、近所の上水管まで配管するという手もありますが、この場合はその工事費のほかに水道の権利金を要求される覚悟が必要となります。 |